アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

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災害を通じて思ったこと

sSendaiEarthquake_20110316160637.jpg

<画像:Skarsgar Newsより引用>

ここ2ヶ月間、おかしいくらい世界で天災が立て続けに起こっている。1月のブリスベン大洪水に始まり、2月にはケアンズに巨大サイクロンが襲い、ニュージーランドのクライストチャーチで大地震、そして更に3月11日、世界最大級の大地震と津波が東日本を襲った。ニュージーランド以外自分にものすごく縁のある場所でこれだけ災害が起こっているのに、不思議とどれも避けて通ってきた、運の強い私。被災した地域の映像を見ると、とても胸のつまる思いがします。できるだけ早い復興を心より願っています。

それぞれの国の災害の様子を画面越しに見ていて気づいたことがある。それは、こういう非常時にこそ、国民性があらわになるんだなということ。


以前、ブリスベンに洪水が来たときにも書いたが、被災直後にもオーストラリアの明るくて前向きな性格が顕著に表れ、被害の大きさを忘れさせてくれるほどのポジティブパワーで苦難を乗り越えている様子がすごく印象的だった。話によると、政府のダムの管理にも問題があったらしいが、あまりそういうことをぐちぐち言っているのも聞かなかったし、とにかくみんなで助け合って明るく乗り越えよう!という意気込みが感じられて感動をおぼえた。

巨大サイクロンYasiは、来る前に大騒ぎした割には、去った後のニュースはあまり見なかった。ケアンズを直撃すると思われていたカテゴリー5のYasiは、上陸直前に進路を南にクルッとそらし、結局あまり大きな被害はもたらさなかったみたいだ。でも木が倒れたり看板が飛んだりして、お店などは皆しばらく掃除のためお休みしていた。なのに、パブと酒屋だけはなぜかYasiが去ったその日からオープンして、いつも以上に大賑わいだったらしい。さすがオーストラリアだ!
After Yasi

<Yasi通過後、動物園でも大掃除!(画像提供:コアラブログ)>


そして日本の大地震。オーストラリアでも地震発生以来ずっとトップニュースになっています。その様子をオーストラリア人のレポーターを通じてみて思うことは、「日本人は落ち着いていて、我慢強い」ということ。「助けたい」という気持ちから衝動的に現地に駆けつけたりむやみに物を送ったりせずに、きちんと政府から出る指示を待ち、騒ぎもせずにそれに我慢強く従う従順な国民性は、オーストラリア人もシンガポール人の友達も褒めていた。確かに、こんな状況でも物資を巡って暴動が起きたりしないのは、他の国からしてみたら驚くべきことなのかもしれない。そして、地震後電車が止まっていようが電話が繋がらなかろうが、とりあえず仕事場へ向かうワーカーたち。特に、原子力発電所で毎日被爆しながらも国民のために必死で爆発を防ごうとしている献身的な発電所職員さんのことを思うと、日本人は本当に偉いと改めて感じさせられる。こんな状況でも社会を動かし続けてくれている人がいるからこそ、日本の社会はうまく回り続けてくれるんだなぁと思った。本当に、頭が下がります。と同時に、日本がとても誇りに思えました。

そんな日本の様子を見て、オーストラリアの人たちも、何か力になろうと立ち上がり始めています。日本にいない私にすら、「Yukaの家族は無事だった?」「落ち込んでない?」という励ましのメッセージが何通も来た。FacebookやMixiを見ればあちこちで募金活動が発足しているし、ケアンズ・ズーでも募金箱を設置しました。政府もさっそく動き始めています。クライストチャーチに派遣されていた日本のレスキュー隊も、今度は自分の国で活躍する番です。

sFB tsunami donation group


テレビを通じて他国の様子がリアルタイムに分かり、ネットを通じてリアルタイムに世界中と情報交換できる現代。そんな時代にこんな大災害が次々と起こり、それについて国境など関係なく意見を交し合って、国際協力の大切さとそのパワーを多くの人がリアルに感じているんじゃないだろうか。自然の持つパワーに人間が立ち向かうには、国同士でゴタゴタ揉めている場合じゃない。文化の違い、言葉の違いを乗り越えて、国関係なく協力し合っていかないと。さらにもっと大きな視点で見ると、自然界の力に世界が圧倒されている今、より多くの人がこれからもっと自然界のものに感謝する気持ちを持って毎日を過ごしてくれたら、人と自然とがもっと長く共存できるんじゃないかと思う。いくら国の経済成長が進んだって、自然界のバランスが崩れてしまったら、私たちは生きていくことはできないのだから。

そして私が一人の人間としてできることを考えた時、やっぱり教育を通じて、この歴史的な2ヶ月間から学べることを、次世代の子達に伝えていきたい。早く立派なEducatorとして世の中に認めてもらえるように努力しようと思った。
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