アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

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オーストラリアでのファームステイ&小旅行<ゴールドコースト>

―野生動物保護区― Currumbin Wildlife Sanctuaryという野生動物保護区を訪れました。虹色のロリキートという鳥に50年前に餌付けを始めたのがきっかけで、今でもロリキート達が餌付けの時間に集まってきます。

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{ロリキート}
ここではオーストラリアの動物ばかりを集めています。「保護区」とは言っても何種類もの動物が展示されていて、動物園のような感じの所でした。
 学術的な動物の説明も詳しく書かれていたし、ショーのような形でそれぞれ鳥類、爬虫類、小動物と各有袋類について詳しく説明してくれました。園内の至る所には野生動物保護に関する説明やメッセージが子供にも分かりやすく展示されていて、とても教育的だなぁと感じました。
 それだけでなく、水鳥などの野鳥が集まってくる環境を設けたり、放し飼いのカンガルーに手から餌付けできたりと、動物を身近に感じられる工夫が凝らされていました。シドニーのタロンガ動物園よりも楽しめたし勉強にもなった、というのが率直な感想です。

* カンガルーとコアラ
放し飼いのカンガルーの育児嚢をそっと開いてみました。(カンガルーは人に慣れ過ぎてて無抵抗。)中には複雑に折りたたまれた形で赤ちゃんが寝ていました。中の皮膚は毛がなくて長い乳首が入り口近くに2つ垂れています。赤ちゃんは袋に潜りながらお乳を飲むし、外に出ている時に顔だけ突っ込んで飲む姿も見られました。よくカンガルーはポケットから赤ちゃんが顔を出している姿を描かれますが、実際かなり違います。ポケットというよりはきんちゃく袋のような形で、はみ出ているのは足としっぽであることがほとんどでした。
 コアラはその手足の形に驚きました。木登りに適応して前足は枝を強く握る為になんと人差し指が第二の親指に変化している。後足は人差し指と中指が癒合していて、1本の指から2本のかぎ爪が生え、体を掻く時にクシの役割を果たします。(実はこの後肢の癒合指はカンガルー、ウォンバットなど、有袋類の中の双門歯亜目の共通の特徴になっています。)他、雄のコアラは繁殖期になると、それはよく響く雄たけびをあげるそうです。生殖の時には拒む雌に無理矢理でもしがみついて子孫を残そうとするらしい。おとなしいコアラのイメージからは想像もつかない・・・。

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―動物病院見学―
 Extra feeを払って園内の裏側見学もさせてもらいました。赤ちゃんのいる母コアラは全て裏側で飼育されていました。展示用のコアラ舎は檻で囲っていないので赤ちゃんコアラがさらわれることがあるそうなのでそれを防ぐためだそうです。他、ケガを治療中の3mの巨大なワニがいました。
 動物病院の中も見せてもらいました。園内の動物の軽いケガなどを治療する病院と、重病の動物や園外から運ばれてくる野生動物を治療する病院の2つがあります。ちょっと無理を言って獣医師の方に直接話を聞けないかお願いしましたが、だめでした。でも案内係の飼育員さんが親切に質問に答えてくれて、オーストラリアでの獣医の資格制度のことなどを教えてもらいました。オーストラリアでは野生動物を扱う獣医師はとても少なく、動物学者が扱う分野だそうです。獣医師では牧場の動物の分野に行く人が多いらしいですが、その点意外は大体日本と同じだと思いました。
 こうやって一般の客に裏側を見せてくれるのはかなり珍しいことだろうと思います。でも案内係の方は、動物の命を支えている舞台裏を知ってもらうことでもっと多くの人に自然保護の意識を持ってもらうためだと、当たり前のように話をしてくれました。
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   {動物病院}



―夜行動物ツアー― カランビンでは更にそれだけじゃなくて、ナイトツアーもやっています。オーストラリアの動物の殆んどは夜行性です。昼間寝ていたカンガルーやコアラ達、その他オポッサムやフクロモモンガ、バンディクート、フクロウなどが活動的になっている姿を見ることができました。

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 一通り夜行動物について説明してくれた後、オーストラリアの原住民族アボリジニの人達による伝統舞踊ショーを見せてくれました。タカやイルカなどの動物を体で表現する彼らのダンスは、自然の恵み全てに神の魂が宿ると信じ、生活のあらゆる場面で自然に感謝を示してきたアボリジニ達の生き方を伝えてきたものでした。今では白人達に大陸を占領され彼らの文化や言語や本来の生き方は殆んど絶滅しかけていますが、カランビンではそれを私達に知ってもらう為にこうしてショーを披露し、自然と共に生きるアボリジニの心を忘れないようにしているそうです。
 私達人間がずっと彼らと同じような生き方をしてきていたら、色んな動物達が絶滅せずに済んだだろうに。人間はいつの間に今の私達のようになったんだろう。と、ふと原点に帰って考えさせられてしまいました。

 いくら教科書で読んで知っていても、実際動物や自然に接しながらでないと心から理解し得ないことをこの日1日で沢山吸収できた気がします。カランビンのような所が日本にも世界にももっと増えればいいのに。とにかく、沢山楽しめ沢山学べた1日でした。


つづく
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