アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

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原爆展と千羽鶴

今月から来月にかけて一ヶ月、ケアンズで原爆展が開かれています。ふぅ~ん、と思うだけかもしれないけど、実はこれ、ものすごくレアですごいことなんです。この展示は広島平和記念資料館から送られてきたものなのですが、オーストラリアで展示するのは今回が初とのこと。その開催が、大都市のシドニーでもブリスベンでもなく、田舎町のケアンズでっていうのは、とてもありがたいこと。どうやらその背景には、ケアンズの市長さんが「平和市長会議(Mayors For Peace)」の会員になることに去年決めたということがあるようで、つまり、ケアンズ市が行政として「核兵器の廃絶に協力します」ということを、今回の展示という形で市民に公にしたってことみたいです(たぶん)。

で、この展示のボランティア募集の案内が日本領事館から送られてきたのがきっかけで、今回もまた千羽鶴を折る呼びかけをするブースでボランティアすることになりました。なので毎週末、土日とも展示場に入り浸って折り鶴を教えながら、原爆の残したメッセージについて考えさせられている今日このごろ。こんな機会がなければ考えないであろうことを考える機会ができて、とても幸運に思っています。

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<注意:拡大して見れますが、ちょっとエグいかもです>

展示は、こんな感じ。原爆の落とされるに至った背景や、投下後の被害の様子、世界各国の核兵器の保持の現状などが写真や文章、DVDの映像などで展示されているほか、被爆者が実際に持っていた金属性の弁当箱が熱で溶けてグニャリと曲がってこげているものなどが展示されていたりと、強烈に胸を打つ展示です。




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そんな 展示を見て感情的になっている人たちが最後に寄るのが千羽鶴のコーナー。みんなそれぞれ願いを込めて鶴を折っていきます。中には鶴を私に渡した後涙を流す人もいて、折り紙ブースの存在の意味の深さに身が引き締まる思いでした。私の役割は、千羽鶴を折ることを人々に呼びかけ、折り方を教え、最後に鶴をつなげて一つの作品にすることですが、こんな大役を折り紙の縁のお陰で引き受けさせていただけて、すごく嬉しい反面、責任を持ってケアンズの人たちの思いが伝わるようにまとめなければな、というプレッシャーも少し感じています。

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<人々の思いが込められた折り鶴を一つに繋げる作業。一羽一羽に重みを感じる。>


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<こどもたちと一緒に作り始めたメッセージボードの表紙>


この展示が公開されてから一週間経ったとき、せっかくみんなが気持ちをこめて折っている鶴と一緒に、その気持ちを言葉にしたメッセージボードも千羽鶴と一緒に送ったらどうかと思いつき、こういうメッセージボードを作りました。これから表紙は折り紙を貼り合わせてコラージュアートにし、中には展示を見に来てくれた人たちの書いたメッセージを貼っていきます。この展示場の管理人も、
「来る人一人ひとりが平和を願う気持ちを形にするものとして、この千羽鶴とメッセージボードはすごく意味がある。ただ展示をみて悲しい気持ちになって帰るのではなく、何かを残していくことで、その気持ちが世界に伝わっていくからね。」
と言っていました。全く持って、その通りだと思う。

私の大好きな折り紙が、世界平和にこんな形で役立つなんて、本当にすごいことだと思う。だから昨日も今日も、来週も再来週も、できるかぎり原爆展へ足を運んで、人々に呼びかけ続けようと思う。

つづく


原爆展の記事一覧:
原爆展と千羽鶴
フォーラム:戦争はいったい何のため?
フォーラム後考えたこと
原爆展終わった~

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