アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

’04 オランウータンエコツアー-体験記②-

○野生オランウータン調査
 村から少し歩いたジャングルの中には野生のオランウータンが生息しています。
先述したオランウータン調査プロジェクトでは、このオランウータンの生態調査を毎日続けています。というのも、近年ボルネオ島では、森林伐採や密猟のためにオランウータンの数が激減しているので、その保護目的で調査プロジェクトが始められたのです。
 調査では、頭数や家族構成を調べたり、食物や行動、行動範囲などを記録しています。集められたデータは州に送られ、保護センターなどで活用されているものと思われます。(詳しくはあまり聞けませんでした。)
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野生のオランウータン

○オランウータン・リハビリテーションセンター スカウ村からは離れたセピロクというところに、オランウータン・リハビリテーションセンターという保護施設があります。

ここは、孤児のオランウータンや捕獲されたオランウータンなどが、一度保護された後野生の森に帰る訓練を受けているところです。保護されたばかりのオランウータン(主に子供)は人工的に手当てを受け、森にすぐ面した餌場でバナナを与えられます。オランウータンたちは初めは餌場でバナナを食べる生活をしていますが、徐々に他の食料や自分の棲みかを求めて森へ帰っていきます。 
しかし、一部では人間に慣れ過ぎてしまって森に帰れない子もいるようです。

センターは入場料を払って施設内を見学することができます。見学者は餌場の近くから野生のオランウータンの姿を見ることができます。


また、オランウータンやその他のボルネオの森の動物について説明したパネルの展示や、センターでの活動の様子を紹介したビデオ上映なども行っていて、とても教育的な施設です。

また、保護基金集めの運動も活発に行っています。ここを訪れた人は、必ずこの保護活動の意味することや自分達にできることを感じることができるのではないでしょうか。

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 観光客を集めることで、環境教育と保護基金集めにおいてかなり成果を挙げていると思われますが、一方で、人馴れしてしまうオランウータンが出てきてしまうのも現状問題としてあります。現時点ではオランウータンが人馴れすることで起こる問題というのはあまりないようですが、将来どのような影響が出てくるかは予測できません。日光のニホンザルのように人を襲うようになることも充分考えられます。

野生動物の保護管理の難しさというのはこの辺のバランス調整にあるのだと思います。その動物のこと、生息地のこと、そこの地域に住む人々のこと、現状問題と解決法・・・。そういったこと全てを頭に入れて、人々が協力しながら動かなければ、動物の保護管理というのはうまくできないでしょう。

自分も環境教育や動物保護に興味ある学生の一人として、そのことをしっかり理解しながら色んなことを勉強していきたいと思います。

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人に慣れ、センター内の森から出てきてしまった子供のオランウータン
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