アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

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アニマル×エデュケーションのお仕事―夏のプログラム―

[はじめから読む]
春に続いて、夏のプログラムをご紹介。

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夏の一つ目のテーマは「人と自然の共存」ということで、人々が自然と隣り合わせに生活している日本の里山の風景をデザインしました。このシーンには昔ながらの農家さんの家と田んぼ、池、そして人々が神様を祀ったご神木のある神社が描かれています。

このプログラムでは、まず子供たちに田んぼの生態系に関するビデオを見てもらい、先生に田んぼの生き物のつながりについて説明してもらいます。(春のテー マ②の復習も兼ねて。)その後折り紙の苗を田んぼの背景画に貼ることで、田植え疑似体験をしてもらいます。そして、その周りには稲を食べるイナゴやトンボ、それらの虫を食べるカエル、それを食べるサギやヘビなどを順に貼っていきます。これらのアクティビティを通じて、子供たちにはその土地に住むカエルや虫や鳥などの様々な生き物にとって田んぼがいかに大切かということ、そして田んぼの生態系そのものにとっても、こういった小さな生き物たちの存在が重要だということを学んでもらいます。そして、私たちが毎日食べているご飯も、これら自然の恵みのお陰でおいしく食べられるのだということに気が付くのも学習のねらいです。


このビデオでは、田んぼに住む生き物のことをダルマガエル君が説明してくれています。
「僕たちは人間が作ってくれる田んぼのおかげで生きていくことができるんだ。」
「田んぼにはいろんな生き物が住んでいて、それぞれの命が別の命を支えあって生きているんだよ。」
「僕たちのフンや死がいが田んぼの栄養となって、また微生物が増え、おいしいお米が作られるってわけさ。」

このカエル君の説明を聞いた後、それをわかりやすくまとめたパワーポイントを見せておさらいします。
先生に田んぼの生き物の写真を見せてもらいながら生き物の名前を復習し、その後「誰が誰を食べるか言えるかな?」というクイズをしてもらいます。
生徒が一通り考えた後、正解を順番に見せていきます。そして、鳥の糞やメダカの死がいが再びイネの栄養となって、人間がおいしいお米を食べられるという図を最後に見せます。

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ビデオの後半では、ダルマガエル君が「最近ぼくたちの仲間が減っているんだ。」「僕たちはほかの生き物の命と繋がって生きているから、僕たちがいなくなってしまったらほかの生き物の命のバランスだって崩れてしまうんだ。」と訴えかけています。これは、どういう意味でしょう?

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春に「すべての命は繋がっている」と習いましたが、その繋がりは、微妙なバランスの上に成り立っているのです。例えば、田んぼでは稲をイナゴやヤゴ(トンボの幼虫)などの虫が食べ、それをカエルが食べ、それをサギが食べるという命のつながりがあります。サギは一日に何匹もカエルを食べなければお腹がすいてしまうし、カエルも一日に何匹も虫を食べなければお腹がすいてしまいます。それぞれの生き物が必要なエサの量を考えると、サギの数より沢山のカエルが、そしてカエルの数より沢山の虫たちが必要、ということになります。つまり、生き物たちがそれぞれの命を支えあっていくためには、そういうちょうどいい数のバランスが必要ということになります。それを表したのが、「生態ピラミッド」という図になります(下図)。生態ピラミッドのカエルの段が急に小さくなってしまったりすると、上のサギやヘビの段を支えきれなくなったり、その下の虫たちの段が大きくなりすぎて稲が虫に食いつくされてしまったりするかもしれません。カエル君が説明していたことは、こういうことだったんです。

夏の二つ目のシーンは、数のバランスを考えながら折り紙で折った生き物を紙に貼って、クラスで田んぼの生態ピラミッドを完成させます。
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サス塾・ネクスファのある千葉県柏周辺は、まだまだ畑や田んぼも目にする地域。夏休みにも被っていたこともあって、ネクスファではこのプログラムを学習する同時期に、子供たちを畑に連れて行って野菜作りについても教えていたようです。(ネクスファプログラムレポートより)
こういう他のプログラムの学習内容ともリンクしていくことで、子供たちの中で世の中の全体像が見えていくことに繋がるので、そういう部分でもネクスファの教育は本当に素晴らしいなと思います。私も授業を受けたいくらい!

このプログラムの様子は、ネクスファのプログラムレポートに書いてくださっていますので、合わせてご覧ください。
(↓クリックすると飛びます)
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