アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

ケニア旅行記―カカメガの森編―

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クリスマスイブの今日は、ケニアの熱帯雨林を見にカカメガ森林保護区へと向かった。カカメガはキスムから北へ車で2時間半ほどの場所にある。友人が同僚のベネディクトにドライバーをお願いしてくれて、今日と明後日、明々後日とも彼がドライバーを勤めてくれるとのこと。すごく物知りで、質問すると何でも親切に答えてくれる。頼もしい現地ガイドドライバーと一緒に行けて、とてもラッキー♪

車から見える光景は、日本ともオーストラリアとも全然違って全てが新鮮!道路には車線は描かれておらず、本来対向車線のはずのところを車が2列になって走っていたり、右からも左からも追い抜きしたり、80キロで車が走っている道路を平気で人が渡り歩いたりしている。とてもスリリング!こりゃ退屈する暇もない!
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しばらく走らせても、常に道路わきには歩いて移動したり物を運んでいる人が絶えず見られた。友人曰く、お金がなくて車が持てない人も沢山いて、そういう人たちは歩いてどこへでも行くし物も自力で運ぶそうだ。面白いのが、ケニア人は物を頭の上に乗せて運ぶこと。材木も水の入ったタンクも頭に乗せて運ぶ。タイヤのついたキャリーケースですら、頭に乗せて運ぶ。
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オーストラリアと違って、町と町の間にもコンスタントに店や村があり、見ていて飽きません。店や村と言っても、ただ畑で取れた野菜や他の品物を木で建てたやぐらに並べて売っているだけだったり、路上で鶏をさばいていたり、ロバに荷物を運ばせていたり、牛が突然道路を渡ったりという感じ。こちらの人々の日常が車の中から見られるのは、とても興味深いものでした。

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これがショッピングセンター。食べ物も日用品も何でも外で売っている。

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ブティック。

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スターホテル?!?!こちらではHotel=食堂のことを指すらしい。

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2時間半の移動の後、カカメガ森林保護区に到着した。友人がトイレに行くというので私も行ったら、こんな感じのトイレが待っていた。コンクリに穴が空いているだけで、紙も手洗い場もない。ティッシュと携帯用除菌ジェルを持ち歩いていて良かった。おもしろいので写真を撮っていたら、「ここはまだ壁があるだけマシだよ」と・・・。良かった、ここのトイレに壁があって!壁を作ってくれた人、ありがとう!
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そしていよいよ、森に入る。政府の管理する保護区なのに、なぜか人が住んでいた。泥の壁とワラの屋根のかわいい小屋に本当に人が住んでいて、ここで生活している。子供達が外で遊び、牛やヤギがその辺で自由に草を食べているのがとてものどかな光景だ。
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この家の隣になんだか見覚えのある木立があったのでベネディクトに聞いてみたら、ブルーガムというオーストラリアにもいっぱい生えているユーカリの木が沢山植えられていた。材木にすごく良いのでケニアでは沢山育てられているのだとか。
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そういえば、来る道でも沢山クイーンズランドで見る花や木を見た。
IMG_0385 - Copyボトルブラシ、
IMG_1214.jpgグラビリア(シルキーオーク?)
IMG_0784.jpgジャカランダ、
他にも、ホウオウボクやフランジパニ などなど。
ケニアもケアンズも雨季と乾季のある熱帯気候だから、育つ植物も共通のものが多いのでしょう。

森の中の野生の植物も、ケアンズの森によく似ていた。
マメ科の雑草やジンジャー、ヤシ、イチジクなど、どれもケアンズの森でよく見るもの。

IMG_0428.jpgブッシュジンジャー
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IMG_0426.jpg絞め殺しイチジク。盤根が熱帯の森らしい雰囲気をかもし出している。

森の中にはバブーン(ヒヒ)が虫を探して地面に掘った穴や、イチジクを食べた食べかす、糞などが見られ、こういうのを見ると、生き物探しのワクワク感が高まる。

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しばらく森を行くと、期待通り、バブーンが現れた。この、自然の中で野生動物に出会える瞬間が、たまらなく好きなのです。動物園で確実に見られる動物とはまた違う、その日、その時、その場所にたまたまいた動物との出会いはやっぱり特別に嬉しいもの。

他にも
IMG_0415.jpgサイチョウ
sIMG_1271.jpgアビシニアコロブス
IMG_0424.jpgチョウ
などが見られた。


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さらに進むと、突然ガラリと景色が変わり、杉ばかりが生える乾いた林になった。さっきまでの森の涼しさはなくなり、照りつける日差しと乾いて固い岩肌の地面に、突然エネルギーを奪われ始めた。山の斜面の場所と角度が変わっただけで、こんなにも気候や植生が変わるのだから面白い。

ここには小さな虫を空中で捕まえるハチクイやツバメが沢山いた。
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空中で虫をキャッチしてまた同じ枝に戻ってくる、ハチクイ。カラフルな羽とシャープな翼の形が美しい。

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展望台があったので、上ってみた。ケニアの山々が遠くに見える。
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展望台の上で、ガイドさんがバブーンの生態について解説してくれた。友人と私は学生時代にニホンザルの調査によく行っていたので、ニホンザルとバブーンの生態の共通点や違いなどを話した。また、オーストラリアにはサルがいないことも話した。こういう会話の中で、ビジターとホストがお互いの国の情報を交換して学び合うことの積み重ねが国際交流の草の根となるのだと思うので、そういうところで青年海外協力隊としての任務を友人は少しずつ果たしているのだろう。



午後になって森を後にし、お昼ご飯を食べに出た。食堂はこんな感じ。すぐ外には牛や鶏などの家畜が当たり前のようにウロウロしていて、店の中に鶏や猫が自由に出入りしていた。一応手洗い場はあるけど、その水がきれいなのかどうかも危ういので、ここでもまた除菌ジェルが役立った。(友人には「この先進国のお嬢が~!」とバカにされたが。)
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友人が頼んでくれたのは、ウガリというトウモロコシの粉の蒸しパンのようなもの。これを少しずつ手にとって、粘土のようにこねて、添えてある野菜や肉と一緒に食べるのです。添え物がしょっぱいので、ウガリと一緒に食べるとちょうど良く、なかなか美味しかった。
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この後は、友人の先輩隊員の方が働く学校を訪ねに行った。
つづく
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