アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

ケアンズ墓地の鳥

はじめから読む

大学の後輩にあたるT君がケアンズ入りしてから最初に行ったフィールドは、センテナリーレイク近くにあるケアンズ墓地。ここは今まで来たことのない、初めて歩く場所でした。人通りも少なく、芝の手入れもあまりされていないので、鳥の餌となる虫も多い。歩道にはきれいな花が咲く植生が植えられており、墓地の隣には天然林もあるので、営巣できる木も沢山ある。確かに鳥が好む環境の条件が色々満たされている。墓石が並んでいる場所から少し離れたところを歩きながら、目に入る鳥たちを撮って回った。
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墓地に入ってまず目についたのが、この巨大なイチジクの木。
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どーーんと大きく構えて、いかにも存在感があります。この地上で複雑に絡み合う根っこが、色んな小動物のすみかや隠れ家となり、イチジクは彼らに花の受粉や種の拡散を手伝ってもらう。動物と植物が助け合って生きている、「相利共生」の良い例です。


少し進むと、きれいなフランジパニの花が咲いているのが目にとまりました。南国らしい、いい香りのするお花です。
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花を見ていると、偶然そこに鳥の巣を発見!
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Willy Wagtail、ヨコオフリオウギビタキです。縄張り意識の強い鳥で、しきりに尾を左右にフリフリして縄張りをアピールします。小さな鳥ですが、自分より体の大きな鳥も平気で追い払う、強気な鳥です。このキリリとした眉毛の模様のせいか、いつも何をしていても一生懸命に見える。この時も、ただ巣に座っているだけなのに、なぜか強気に見えてしまうこのお顔。

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かわいいので、別アングルでもう一枚。それにしても、こんなきれいな形の巣を器用に良く作るものです。お見事!



続いて目に留まったのは、Rainbow Bee-eaterというハチクイの仲間。
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文字通り、ハチを食べる鳥ですが、ハチはそんなにどこでも飛んでいるわけではないので、他の色んな虫も食べます。その虫を狙って空を舞うように飛ぶ姿が、本当に美しいのです。
ところが、その美しい飛翔姿を写真に収めるのは至難の業。ツバメのように、すごい早いスピードで自在に向きを変えながら飛ぶからです。

でも彼らは、一度飛んでもまた同じ枝に戻ってくるという習性があります。ということは、飛んでいるハチクイをカメラで追うよりも、飛び方のパターンを観察して、どのくらいのタイミングでどの方向から戻ってくるかを先読んでそこでカメラを構えていた方が、うまい構図でシャッターを切りやすいのではないか。

ということで、何度かチャレンジした結果がこちら↓
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うん、本当に同じ場所に戻ってくる。さすがにコンパクトカメラでは羽の一枚一枚まではきれいに写りませんでしたが、とにかく流線型の翼の形と、翼の裏の鮮やかなオレンジ色がきれいな鳥なのです。


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<朝日を受けて咲く花がきれい。>

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<Peaceful Doveの親子もいました。>


時間もしばらく経ち、この日私は家でやらなければいけない仕事が沢山あったので、そろそろ帰ろうかと考えていた時でした。
賑やかに鳴くレインボーロリキートたちの声に交じって、「チュルルルルルル」という聞きなれない鳴き声が聞こえてきた。緑色のコセイガイインコも飛んでいたので、コセイガイインコってこんな声だっけ?と思いながら声の主を探していると、なんと!!
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イチジクインコがいました!しかも、複数の群れで平和そうにイチジクの実を食べています。これは、シャッターチャンス!とにかく夢中で写真を撮りました。

実はこのインコ、私が前から見てみたいと思っていた鳥でした。ちなみにイチジクインコはオーストラリアで一番小さいインコで、オスは頭だけでなくホッペにも赤い模様があります。飼育下で見た時、なんてかわいいんだと思い、野生下で見てみたいと思ってはいたものの、ケアンズ近郊にはあまり住んでいないと思い込んでいて、結局ちゃんと見たことはありませんでした。(一度山を登るグネグネ道のど真ん中にうずくまっているのを危うく引きそうになったことはあったけど・・・。)

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写真を撮っていると、もう一羽が近くにきて、二羽で仲良く食事。二羽ともホッペが赤くないのでお母さんと子どもなのか、若い兄弟どうしなのか、関係は良く分かりませんが、とにかくかわいいイチジクインコの食事風景をわずか3m先で見ることができて、本当に幸せな時間でした。


そうしているうちにさらに時間は経ち、後ろ髪惹かれつつも、この後急いで家に帰って仕事に取り掛かりました。

それでも、朝の2時間たっぷり鳥を見られたお蔭で、この日はものすごく集中して仕事を進めることができたので、やっぱりどんなに仕事が忙しくても、息抜きに好きなことをするのは大事なんだなと実感した日でした。



つづいて、シティの自然編
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