アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

シティの自然

はじめから読む

ケアンズで生活していていいなぁと思うのは、少し車を走らせれば行ける大自然ももちろん魅力ではあるけど、それよりも、毎日の通勤や買い物の際にも自然を存分に感じられること。例えば、普段シティに買い物に行くまでに通る道沿いには、季節に応じて黄色や赤、ピンク、白など色とりどりの花が咲いているのが見られます。

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<年中どこかしらで咲いているネイティブジンジャーの花>

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<9月に咲くゴールデントランペット>

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<12月に同時に咲くホウオウボクとゴールデンシャワー>


特に春から夏にかけて咲く花が多いので、鳥もその時期に合わせるように繁殖に入る。クリスマス前のこの時期は、鳥や花が好きな私にとってものすごくウキウキする季節なのです。

普段車で移動しているとなかなか目に入らないものですが、少し視点を変えて見てみると、いつも見慣れた街の景色の中にも素晴らしい自然が点在しています。

例えば、この街路樹。何が隠れているか見えますか?
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よく見てみると、奥の方で鳥が卵を抱いています。
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ソデグロバトです。このハトはケアンズの市内でどこにでも飛んでいるハトですが、青い空に真っ白い羽とくっきりとした黒い模様がよく映える、とても綺麗なハトです。まさに、平和の象徴といった感じの優しい目をしています。

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そんな綺麗な鳥が子育てをしているのは、こんな普通の道路の脇にある木。これがこの地域では当たり前の光景なのだから、贅沢な場所に住んでいるよなぁといつも思うのです。




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そしてこちらの写真も、道路脇の木に巣を作って集団で暮らしている鳥。体が金属のような緑色に輝く、その名もメタリックスターリンです。(和名はオナガテリカラスモドキ。)この鳥はいつも集団で行動していて、他の鳥が飛び立つと反射的に一緒に飛ぶようです。しかも、ものすごいスピードで。だから、まだ飛び慣れていない若い鳥が、周りと一緒になって飛び出したはいいものの、障害物をよけきれずに、よく何かにぶつかって落ちて死んでいるのをシティでもみかけます。何のためにあんなすごい数と勢いで飛び立っては旋回して戻ってくるのか謎ですが、それについて来れない鈍臭いやつは幼鳥のうちに淘汰されて、俊敏な個体だけで構成された集団で生きていることに意味があるのでしょうか。

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それにしても、目も真っ赤だし、羽はギラギラだし、動きは弾丸のようだし、「メカバード」とでも呼びたくなるこのお方たち。自然界は実に多様で面白い。




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シティで子育てをするのは鳥だけじゃありません。ケアンズシティで誰しもが見たことのあるこのメガネオオコウモリたちも、今この夏の時期に集団で繁殖しています。そのねぐらの位置は、本当にシティのど真ん中。観光客がお土産や美味しいものを求めてブラブラするような大通りに面した図書館の裏の庭で、何千匹という単位の大きなコロニーを作って暮らしています。夜行性なので、昼間はみんな逆さまに木にぶら下がって休んでいます。

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ああ、目が合っちゃった。目クリクリ、子犬のような顔です。

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こちらの子は、T君が見つけた、別の種類のオオコウモリ。オーストラリアオオコウモリという種類だそうで、よく見られるメガネオオコウモリよりもふた回りくらい小さい。こちらも目が合っちゃった。かわいい。。




夕方日が沈むと、オオコウモリたちが食べ物を探しに行くために活動を始めます。その時の一斉に大空へ飛び立つ様子は圧巻です。2年前にもオオコウモリの記事を書いたときに投稿しましたが、その時の動画をここでも挿入。(ちなみにその時書いた日記はこちら。)
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オオコウモリたちが飛び立つころ、それと入れ替わるように、鳥たちが寝ぐらに帰ってきます。ここは、うちの近くのショッピングセンター。もうお店もしまって、ガソリンスタンドのライトが点きました。そこに帰ってくるのは、キバタン(コカトゥー)の群れ。そう、センテナリーレイクで子育ての様子を見ていたあの大きな白いオウムです。この子たちは子育ては各自でしますが、子育てをしていない個体はこのように群れを作ります。

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しかし、ここの群れは数が多い!200羽くらいはいるだろうか?まるで「コカトゥーのなる木」状態。ギャースカギャースカ、賑やかだこと!静止画じゃ分からないので、動画で聞いていただきたい。

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実はこの木、あまりにコカトゥーが多すぎて、糞や羽がショッピングセンターの敷地に落ちるので、約1年前に枝がバッサリ切られ、木も何本か切られてしまったんです。もちろん、突然寝ぐらを奪われたコカトゥーたちは、しばらくは散り散りになっていました。でも、自然にはやっぱりそう簡単には逆らえません。何カ月かすると、いなくなったコカトゥーたちがまた戻ってきて、あっという間にまた元の数に戻ったのです。その後しばらく経ちますが、まだ木は切られていないので、管理者も諦めてくれたのでしょうか。とにかく、オウム・インコ類の大好きな私としては、コカトゥーたちがもどってきてくれてとても嬉しい。

同じようなことが、実は以前シティのオオコウモリの寝ぐらでも起こりました。寝ぐらの木が切られても、オオコウモリたちは動じなかった。これを経て、「自然には敵わない」「人間の都合で下手に自然をいじらない方がいい」と多くの人が思ってくれていたらいいな。いつまでもケアンズが、自然と共存する街であって欲しい。そう切に思うのであります。



キュランダの自然編につづく
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