アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

自然観察ツアー@センテナリーレイク ~当日編~

準備編から読む

そして迎えた当日!
前夜に降っていた雨も嘘のように止み、いいお天気!来てくださったのは、とっても元気なご一家。エネルギーにあふれるお母さんと、元気いっぱいの子供たち4人、そしてその時日本から尋ねていた子供たちのおばあちゃんもご一緒でした。

まずは自己紹介や安全上の注意、生きもの探しを楽しむコツなどを一通り説明して、日焼け・虫除け対策をしてさぁ出発!

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さっそく、池で泳ぐ水鳥たちがご家族を出迎えてくれました。
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遠くにいる鳥は、Takara君の望遠カメラでファインダーに大きく映し出してあげます。
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さっそくチェックリストにチェックが沢山つきました。
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< 左上:カササギガン、右上:クレフトマゲクビガメ、左下:チュウサギ、右下:シロガシラツクシガモ >

あの鳥は、何をしているのかな?
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これはウの仲間によく見られる行動で、飛ぶ前に羽を乾かしているのです。ウの仲間は水中深くまでもぐって魚を捕まえるので、もぐりやすいように羽が水をはじきにくくなっています。そのため、一度もぐった後はこうして羽をよく乾かさないと空を飛べないのです。
(という内容をアクティビティブックのにも書いていたので、ちょうどその行動を見せることができてよかった!)


そして、植物クイズの答えになる木も発見! 
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この美しいらせん模様は、ヤシの幹でした。木が成長するにつれ、上の方へと葉が新しく生え、古い下の方の葉がだんだん落ちるのですが、それが落ちた後がこのようにきれいにらせん形に残るのです。ランダムに枝を伸ばす木も多いですが、このヤシのように、次の葉が出る場所が計算式できちんと決まっている木もあり、そういう木はこんなふうに幾何学的な模様を作り出すのです。美しい!

オレンジ色の実が落ちていました。上を見ると、バスケットボールのような実がなる木。いったい何でしょう?
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正解は、「パンダナス」という木。子供たちには「パンダとナスで『パンダナス』」と覚えてもらいます(笑)。
この木の仲間の葉っぱのエキスがよくマレーシアなどでお菓子に使われていて、パンダンケーキとか、私も大好きでした。


ネイティブハイビスカスの花も咲いていました。
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フレッシュな状態で地面に落ちていた花を拾って、においをかいでもらいました。
この花をつける木のツルはしなやかで丈夫なので、先住民族が弓を作るのに使っていた、と図鑑に書いてありました。そんな話をしながら、実際のツルに触ってもらいます。
ただ見るだけじゃなくて、においや触った感じなどからも自然を感じてもらう。この五感を使った刺激が、子供たちの学習にすごく効果的だと思うので、やっぱり机上の勉強よりも、こうやって外に出て本物から学んで欲しい。



さて、しばらく歩くと、お馴染みのこのお方。この鳥はヤブツカツクリといって、頑丈な脚を使って地面を掘り回して、写真のような土の山を作ります。この山を「塚」というので「塚作り」という名が付きました。
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じつはこのツカツクリ、鳥の中では珍しく、子育てを全くしないのです。ではどうやって卵からヒナが孵り、親鳥の力を借りずに育つのかというと、親鳥はこの大きな塚の中に卵を埋めて、腐葉土などの発酵熱を使って卵を温めるのです。そのため親は卵を産んだらあとは放置!無事に地下熱により孵化したヒナは、産まれた時から本能的に生きる術を知っており、時に兄弟同士で助け合いながら自分たちで餌を探して生きていくのです。そういう点はヤモリなどの爬虫類のライフスタイルにすごく近く、彼らの祖先が恐竜だったことを容易に想像させてくれます。




さらに川へ進むと、淡水の池では見られなかった生きものたちが見られるようになります。
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< 左:カニの一種、右:ムツゴロウ >

センテナリーレイクを流れる川は海に近いので塩水が流れています。こういう川辺によく生えているのは、このマングローブ。よく泥からこういう枝みたいなのが垂直に何本も突き出しているのを見ますが、これはいったい何でしょう?
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この根っこは、酸素の少ない泥に根をおろしたマングローブが呼吸をするために、地下の太い根っこから枝分かれした細かい根を地上に伸ばしてシュノーケルのような役割を果たしているのです。
マングローブにも沢山の種類があって、このような根っこを持つものもいれば、地上の高い位置から根っこが枝分かれしているものもあります。こういう複雑な構造の根っこが、カニや小魚の隠れ家や繁殖の場となるため、マングローブ林はそういう小さな生きものに欠かせない生息地なのです。そしてその小動物を食べるカワセミやサギなどの鳥も集まるります。センテナリーレイクは色んな鳥にとって住み心地の良い場所なのでしょう。



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< 左:コカトゥーの巣、右:イチジクインコの巣 >



まだまだ他にも沢山の生きものを見ましたが、ここには書ききれません。とにかく、このセンテナリーレイクという場所は、淡水池も塩水の川もあり、原生林もあり、芝生やうろのある古い木もあり、まさにケアンズの豊かな生態系を一箇所に凝縮したような場所で、結果的に本当に多くの種類の植物や生きものを見ることができます。子供たちにも沢山の刺激があり、歩きやすく、本当にお勧めの場所です。


ご参加くださったご一家にも、大変ご好評いただくことができました。

「たった2時間ちょっとでこんなにも沢山の種類の鳥が見られるなんて、世界が広がるね!」

「今までなんとなく見たことがあった木とか鳥も、ちゃんと名前や生態の話を聴くと、もっと興味がわくね。おもしろかった!」

「こんな自然がすぐ近くにある場所に住んでることがすごくスペシャルなことなんだって気づくことができた。ありがとう!」



そんなありがたい感想をいただいて、私たちも本当に満足!この観察会の狙いが「ケアンズの魅力の再発見」だったので、そのねらいはちゃんと果たせたように思います。



終了後、一緒に回ってくださったケアンズウィングの恵子さんと一緒にカフェで今後のことを話しました。
親子対象、大人対象など様々な形で今後も定期的に続けていって、行く行くは日本から来る観光客の方も対象にしていきたいとまで、お話を進めてくださいました。本当にありがたいお話です。

ひとまず次回はまた親子対象で11月半ばにやりましょう、ということで話がまとまりましたので、ケアンズ在住の親子の皆さん、もしくはこの時期たまたまケアンズに行くよ~!というご家族の皆さん、是非ご参加くださいね!
詳細が決まりましたらケアンズウィングの方から配信があると思います。ケアンズウィングのメンバー登録をするとケアンズのそういった情報を配信してくれるメールマガジンも送ってくれるそうなので、ケアンズで楽しいこと探したい方は是非見てみるといいと思います。
ケアンズウィングメンバーシップ案内:http://cairns-wing.com/register




というわけで、記念すべき第一回の自然観察会は無事成功に終わりました!ご参加くださった皆さま、ケアンズウィングの皆さま、そしてTakara君、どうもありがとうございました。これからも楽しみにしています!

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