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アニマル×エデュケーション
Animal と Education がテーマのオージー娘が綴るつれづれ日記。

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家庭教師を通じて思うこと

今年は学校の仕事は臨時の仕事のみにしたおかげで、空いた時間で家庭教師や大学のショートコースの仕事をする機会が増えました。その時その時に興味のある生徒に興味のある内容を教えることができる今のワークスタイル、とっても楽しんでいます。
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教える科目も相手も需要に合わせて常に変動していますが、今年増えたのはピアノのレッスン。初めは勉強の後についでにピアノも教える、みたいな感じでゆるりと始まったピアノのレッスンでしたが、実は教え始めた頃は「私でいいのかな?」という気持ちでした。音楽教育を勉強したわけではないし、私にとってピアノはただの趣味のつもりだったから。それでも、「日本人の先生に教わりたい」という子がかなりいるみたいで親御さんからの問い合わせも多く、そういう子たちがせっかく「ピアノを習いたい」と思っているのに教える人がいないから始められずにいるなんてもったいない...と思って、少しずつ自分のティーチングスタイルや教材を見つけていきました。


私のティーチングスタイルは、基本的に「生徒の興味に合わせる」というスタンス。毎回毎回特にプランは決めずにその場で生徒と一緒にレッスン内容を決めていきます。一応各家庭で好きな楽譜を用意してもらっているので一応それに沿って進めてはいますが、相手はやはり子供。「これ弾いてみたい」と決めた曲でも、途中で「やっぱやりたくない...」となることだって多々あります。そう簡単に諦めてほしくないけど、やりたくないものを無理に練習させたくもないので、その辺の匙加減はいつも手探り。この子は頑張り屋さんだからと思って「もうちょっと頑張ればできるからがんばって!」と何度か粘ってみた結果、予期せず泣きべそかき始めて「もうやりたくない...」となってしまったこともありました。同じ時期にそういうことが2度も続いてしまったために、その時は私自身も指導者として反省して悩んでしまったこともありました。

それから経験のある人に相談したりアイパッドアプリを探してみたり教材を増やしてみたりと、生徒が一つの曲に飽きてしまっても違うアクティビティのチョイスが沢山あるように工夫してみました。

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<前回の帰国で買って帰ったリズムカードで両手のリズム打ち練習>

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<実物大の鍵盤ボードに音符の位置と名前を貼って覚えられる教材>


私がレッスン中たえず言葉にするのは、
「次、何やりたい?」
子供にレッスン内容を選んでもらうことで、ちょっと嫌になっていたピアノのレッスンに自主性が見られるようになってきました。一時期どんなに頑張ってトライしても右手と左手を同時に弾けなくて嫌になっていた子も、今では自信まんまんに両手で弾けるようになりました。指使いとかリズムとか、まだまだ直したいことは沢山あるけど、そこは欲張らず焦らず、まずは今できてることをとにかく褒める、褒める、褒める!その繰り返し。
今でも、一度選んだ曲を「やっぱ難しい!やりたくない!」と投げ出されることもまだまだあります。そんな時は一旦その曲を中断して、「じゃあ他にどんな曲やりたい?」と切り替えることにしました。時にはこんな答えが返ってくることもあります。

「○○(ゲームの名前)クリアした時に流れるチャッチャチャラララ~ラ チャラッチャラッチャラ~ラ♪っていうの弾きたい!」
「え、なんだそりゃ?ちょっともう一回歌ってくれる?」
「チャッチャチャラララ~ラ チャラッチャラッチャラ~ラ♪」
「え、チャッチャチャラララ~ラ チャラッチャラッチャラ??」
「ちがうよ、チャッチャチャラララ~ラ チャラッチャラッチャラ~ラ!!」
そんなやりとりを続け、結局その曲の楽譜おこしに15分も使ってしまいました。で、その4秒くらいのメロディを2分くらい練習して弾けて、満足。誰に聴かせるわけでもなく、その時限りの即興メロディ。でも、それでいいんだなって思いました。その時頭の中にあったメロディーを自分の手でピアノで弾けた!っていう達成感が得られたら、その曲がどんなに短くても、だれも知らなくても、その「弾けた!」という気持ちの積み重ねが「音楽って楽しい」「ピアノ続けたい」ってなっていくんだろうなって。それはピアノに限らず、どんな科目に関しても共通することです。


たまに「なんでそんなに色んなこと教えられるの?」と聞かれることがありますが、答えは意外と単純なこと。何かを教えるのにその科目のエキスパートである必要はない。それよりも大事なのは、教える相手を知ること、声を聞くこと、そしてその子が選べるオプションを色々用意してフレキシブルにレールを敷いてあげること。学ぶ過程で、目標はコロコロ変わったっていい。その時その時の短いスパンの目標(つまり、やりたいこと)を選んでもらい、そのために今必要なステップをできる範囲で用意してあげる。ないものはその場で作る。知らないことはその場で調べる。それだけのこと。

これからも生徒の気まぐれに応えながら、その子としか作れないレッスンの時間を一人一人紡いでいきたいと思います。
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